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今年も9月1〜2日において、盛和塾全国大会が開催されました。
2,768名という参加者数で、以前は京都の国際会議場で開催されていましたが、入りきらなくなり、ここ数年横浜での開催となっています。
例年通り、8人の経営体験発表があり、それに対して稲盛和夫氏のコメントという形で進行していきました。逆境にもめげずに頑張っている経営者、いろいろな試練を乗り越えてきた経営者等、心に響く経営体験発表が続き、感動のひと時でした。
その中で、ロート製薬会長、山田邦雄氏の発表に対するコメントの中で使われた言葉が標記の「正しいトップダウン」です。
売上高1106億円、経常利益113億円というすばらしい業績と共に、上場企業でありながら謙虚に盛和塾で学ぶ姿勢に大変感動しました。現在、世襲制からの脱皮を図ろうとしている旨の言葉で発表を終えましたが、これに対し、「正しいトップダウン」であれば、無理に世襲制を否定することはないし、皆で考えるというのは理想的に思えるが、結局妥協の産物となりやすいというコメントがありました。
私も同感です。足して2で割るような経営判断ではうまくいくはずがありません。それと同時に、中小企業の経営者はほとんどが「トップダウン」で経営していると思いますが、そこに「正しい」という言葉が加わると、相当重い意味を持つということを感じた今年の全国大会でした
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